浜名高校 3学期終業式

カテゴリー │浜名高校校長挨拶編集部

浜名高校 3学期終業式
令和5年度3学期終業式に寄せて
 かくて新しい季節ははじまった かくて新しい出発の帆布は高くかかげられた
 人はいふ日の下に新しきなし わらはこたふ日の下に古きこそなし
 先日の卒業式で披露した本校校歌を作詞した三好達治氏の「春の日の感想」の一節です。三好氏は、終戦後の焼け野原の中で新しい時代への希望を込めて、この詩を詠ったと考えています。
 さて、赴任して2年間、私は皆さんの様々な学校生活を見て来ました。特に、皆さんが自ら求めて取り組んでいる場面に出会うと、目の前の皆さんの思慮深さ、ひた向きさ、潜在能力の高さにしばしば驚かされました。また、昨日の9人の卒業生が後輩に送った熱いメッセージにも心が動かされました。
 こうした場面を見ていると、皆さんが担う「令和」という新しい時代に、厳しい社会情勢とは裏腹ではありますが、私は希望を抱いています。併せて、「令和の浜名高校」は、主体的に行動する生徒と教職員が手を携えて構築していくことが最も望ましい姿だと考えています。先日の「校則見直し」の生徒総会はその第一歩であると捉え、その歩みが止まらず続いていくことを願っています。
 令和5年度は本日をもって幕を閉じます。そして、あと2週間もすれば皆さんは学年を1つ上げて令和6年度がスタートします。三好達治氏が校歌の作詞を通して、浜名高生に伝えたかった思いを改めて掲げます。

 志はるかなれこそ 若き日を かくこそ惜しめ


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